[ミシンについて]

ぬるカスタマーあまの、ミシンについての意見を述べてみる。

安いものではありません。購入するのには勇気が要ります。
ミシンのセールスポイントは聞けても、そうでないポイントはなかなか聞けない(と思う)。
私がどうやってミシンを購入したのかを書いてみます。


ミシン歴/*どういうミシンを選ぶか*/ミシンのCMを見て思うこと


※家庭用ミシンの話に限定しています。

■何を縫うのか

ぞうきんなのか、衣類系なのか、
年に一度なのか、時々なのか、しょっちゅうなのか、
「何をしたいのか」で選ぶべきだと思います。

年に一度のぞうきん、なら、手縫いで充分なこともある。
年に一度だけど、大量に何枚も何種類も使うのであれば、もちろんミシンのほうがいい。

大きさも。
小物系、あるいは人形服なら、小ぶりなコンパクトミシンでもいいかもしれない。
人間サイズのもの(特に衣類)を縫うのであれば、フルサイズのミシンの方がおすすめです。
人間用の衣類は、ときにすこぶる布が大きいことがあります。フレアスカートやワンピースなど、布を床に広げて作業することさえあります。
フルサイズなら本体自体もある程度重く、パワーがあります。布の重みに負けずに使えます。

高価いものはいいです。使いやすいように出来ています。縫いたいときにすぐ縫える、というのが、初心者にとって大きなポイントだと思います。
とはいえ、ただ高価いのを買っても、使用頻度、用途に合っていないと損になります。
自分が外せないポイントを満たしていること、故障したときのサポートがあること、買える値段であること、
自分が気にいる形であること、で選べばよいのではないかな?

(いくら高性能でも、気に入らない色や形のものだと案外ストレスですよー)

ちなみに私は、フルサイズのコンピューターミシンです。高価いだけあっていろんなものが縫えます…

■ミシンの種類
値段的と機能的に 電動<電子<コンピューター。

電動は「電気で動く」わりとアナログめのミシンです。
糸調子なども基本、手作業で調節。
学生の頃学校にあったのはこの辺かなあ…

電子はアナログ+ややデジタル。針は必ず上で止まる、と聞いたことがあります。

コンピューターは名前の通りデジタルです。縫い目の変更などがボタンでピッピピッピ出来ます。
縫っているものの厚なども判断してくれるので、厚くなったり薄くなったりするものをガンガン縫えます。
(電動ミシンなどはこの辺を手で調節する必要があり…)

たとえば衣類を縫うにしても、厚みが一定ということはまず無いです。
縫い代が重なる部分は必ず出てくるし、同じ布でも2枚重ねと4枚重ねでは厚みが当然違います。
薄手のものならともかく、綿麻の4枚重ねはだいぶ厚いです。
そういう「段差」をすいすい越えていけると、縫っていても気が楽です。
故に、「自動糸調子」機能は最低限欲しいところです。

■いいミシンって?
使う人に合っているもの。

値段の高価いものは「ものがいい」です。
お店のひとが「いいミシン」と訊かれたら、多分高価いのを勧めてきます。使いやすくできているからです。
でもそれが自分の使用目的に合っているか?

使うのにちょっとコツがいるとか、そういうクセがないのが高価いミシンだと思います。
でもコツをつかんでいつでも使えれば、それはそれでいいわけです。
私が挫折したロックミシンも、慣れている人ならすいすい使えるかもしれないし。

まあ、最低4〜5万くらい(店頭価格)のがそこそこに使えるものではないかなあと個人的に思いますが…
私は直売で購入したから高価いのです……

■どうやって買おう?
ミシン好きの知人に相談しましょう。

お店のひとは、デメリットはあまりいわないと思います。
家電量販店の売り場だと、性能について説明できるかも微妙です。
手芸店や専門店で納得できるまで説明を聞いて、安いところを探す!
ものが分かっていれば、量販店だろうか直売だろうがどこで買っても同じです。…値段以外は。

買いにいくときは、ミシンを実際に使っている知人を同行するのも良いと思います。
セールストークにツッコミを入れてくれるかもしれないし。

ミシンで何をしたいのか?

基本はそこです。こればかりは本人しか分かりません。
目的を決めたら情報収集です。集まったら自分で考えたり相談したりする。
後悔しないよう、自分でちょっとがんばりましょう。


(2007/5)


ウエニモドル↑